訪問者コーナー

2014年度訪問者 所感

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14.12.01 久保田 夏菜様

~カンボジア訪問記~


先日、12月1日~5日の6日間、カンボジアのバッタンバン州にある、タサエン村へ行ってきました。その村は、タイの国境近くにあり、内戦時代に、多くの地雷が埋められた場所です。高山良二さんとの出会いがきっかけでこれまでにも、4度、その村を訪れています。

周りの人には「何のために行くの?」と、よく聞かれます。うーん、特には、何もしていないんです。何かをするわけでもなく、村の時間に身を任せて、なるように動くだけ、それだけです。市場の買い物について行ったり、一緒にココナッツを採りに行ったり、歌ったり…でも、私にとっては、それがとても有意義な時間なのです。

今回も、会いたい人たちにあえて、たくさんの笑顔を見られて、自然に寄り添いながら生きる村人の生活を感じて、何だかあったかい気持ちで日本に戻ってきました。屈託のない笑顔に出会えただけで、とても幸せな気持ちになれます。こっちが恥ずかしくなるくらい、笑顔がキラキラしていて、美しいのです。雨水かぶって、庭にできた果物を食べて、カタコトの言葉で話して、とにかく笑う。便利な生活とはいえないけど、無駄なものも何もない。私にとっては、「生きてるなぁ」と肌で感じられる場所なのです。

村の現状はというと…
数年前に、その村の地雷は全て撤去されました。ただ、車で15分ほど走った隣村には、まだたくさんの地雷が残っています。タサエン村は、地雷撤去のおかげで、農業が安定し、キャッサバという芋やサトウキビ、米などの農家が増え、特産物を作るために、日本の酒蔵で研究した麹を使った、キャッサバ焼酎を製造中。また、雇用創出のため、水引きやうちわなどを作る5つの日本の工場があり、16歳~25歳くらいの若い女性たちが働いています。
教育に関しては、子供たちは学校に通っていますが経済的な問題や、雨季は道路が寸断されることもあり、学校に通えない子もいます。

今回は、初めて、地雷処理の現場を見学させてもらいました。ドクロの看板の下には、爆破される地雷が並べられています。発見された地雷は、爆破して処理するのです。地雷処理をするデマイナーの男性が持っているのは、その日、活動中に見つかった対戦車地雷。命を落としてしまうかもしれない地雷が目の前にあるのに、想像していたよりも、恐怖心を感じませんでした。
それは、地雷という危険と隣り合わせで、村人が生きているのを目の当たりにしたからかもしれない。家の周りや畑から地雷が見つかることもしばしば。地雷が埋まっているであろう場所などは、村人から聞き出して、探すこともよくあるそうです。
つまり、内戦時代に、敵も味方も…たくさんの人が、敵を倒すために、家族を守るために、あらゆる手段で埋めたのです。命を守るためには、そうするしかなかったと聞いています。

地雷に苦しむ国と言われているけど、悲壮感などは感じません。
地雷に振り回されてるかというと、そんな感じもしません。
過剰に警戒するわけでもなく、過去を振り返るのではなく、
目の前の現実と向き合って、今を生きる…そんな力を感じます。

地雷によって多くの命が奪われ、
今も地雷に苦しむ国というのは間違いないけれど、村の人たちは決して不幸には見えません。どんな表情にも力があって、人間らしく生きているのだなと思います。光も影も併せ持つ、いろんなことを考えさせられる場所で、これからも大切にしたいと心から思っています。

14.11.06 谷藤ありさ様

私にとって初めてのカンボジアがタサエンで、とても良かったと思いました。なぜなら、この村の人はとても楽しそうに真面目に生活をしていて、そんなカンボジアの姿を高山さんと見ることが出来たからです。高山さんのお部屋に坂本龍馬先生の写真が飾ってあり、そこに手を合わせる変わり者の女子大生ですが、もっと変わり者の高山さんの人柄や考え方を2泊3日、隣で生活を共にして学ばさせてもらいました。自分もしっかり軸をもって筋を通して生きていこうと思いました。美味しいご飯や、村を案内して下さり、本当にありがとうございました。Skypeさせて頂いた事で会いに、是非松山へお邪魔させて頂きます。地雷処理の現場も自分の目で見たいので、また来ます!マニラで頑張ります。ありがとうございました。感謝

14.11.06 小松千尋様

2泊3日という短い間でしたが、お世話になりました。前日シェムリアップ滞在からの受け入れとなり、お忙しかったと思いますが、受け入れて下さり、感謝しています。今回は2度目の滞在でしたが、やはりタサエンはいい場所であると改めて思いました。やはり日本にいると、どうしても日本の見方で物事を測ってしまっていることに気付かされました。知らず知らずの間に日本の「当たり前」に流されていて、すっかり「本質」を見失っているように思います。本当の幸せは何なのか?幸せはそもそも何なのか?そんなことを心の中で考えながら過ごしていました。毎日笑顔でごはんが食べられれば、私はそれで充分だと思います。タサエンは本当に笑顔があふれていて、とても元気をもらいました。ここで見た「本物」を目に焼き付けて、常に常識を疑って、自分の頭で考え、ある意味いいかげんでニュートラルなところを自分の中にも入れていきたいと思います。ありがとうございました。

14.10.23 松本侑子様


今回は全く見ず知らずの私の突然の申し出にも関わらず、3泊4日も滞在させていただきました。本当にありがとうございました。初めての水浴び、初めての民宿、不安要素ばかりだった今回の滞在が今までのカンボジアの中で最も心地よかったです。その最大の理由が構えた所に行かなかったからだと思います。形式ばった話を聞きに行くのではなく、顔を見に村の家を回る、そして、他愛のない話をして帰る。普通の日々を見て、食べて、純粋に今のタサエン村の一員としてうまれたらなと思いました。しかし、素敵なことと同じくらい、負の面も知りました。本質の話を伺った時、どうせ大人になってからと他人事でしたが、地雷除去機材の話を伺い、一気に身が引き締まりました。私が2、3年後、そういう立場になった時、どういう行動を取るか、1+1=2をしっかり今留めておきます。
 NPOの組織のお話を伺い、会計にも興味がわきました。まだまだ漠然としている今、本物と偽物の判断を誤らず、まずは一つの分野をしっかり極めて楽しみます。今後もよろしくお願いします。

14.10.13 Seakchhy Monyrath様


今回私は初めてタサエンを訪ね、この村に今までに起こったことを知りました。以前は地雷についての知識もなく、この地域の開発についても知りませんでした。私は高山さんのこの地域での活動を知り、本当に驚いています。私はこの地域はタイへの生産物の輸送が簡単なので、将来的に可能性がある地域だと思います。私はタサエンの環境がとても気に入りました。なぜかというと、都市部は人口が過密であり、大気汚染も深刻だからです。私もいつかこの地に戻りこの地域の復興のために高山さんと同じように、もしくはさらに偉大に活動したいです。高山さんが温かく迎えてくださったことに感謝いたします。高山さんはとても偉大で尊敬される人物だということがよく分かりました。彼の夢がこの村を発展させることだとすると、私の夢はこの国を発展させることです。私は私達が二人とも夢を実現させることができれば良いと願います。私は多くは話しませんでしたが、この滞在で本当に沢山のことを学びました。お酒やビールもありがとうございました。私はほとんどお酒を飲みませんが、今回飲んだお酒は今までで一番美味しかったです。滞在を本当に楽しませていただきました。ありがとうございました。

14.10.13 Chea Navin様


以前の地雷地域であるタサエン村を訪ねることは私にとって楽しみでありました。タサエンへ行く途中の地域は、タイからの市場需要でキャッサバ栽培が盛んであることがわかりました。この地域は地雷の影響が多くあった場所であり、以前は居住者も多くありませんでした。地雷除去と開発が進み、多くの人が移住してくることで、また日々開発が進んでいます。コミュニティの開発は住民参加や実施者、支援がなくてはできません。コミューンのチーフも管理や他の機関との連絡調整のため重要な役割を果たしています。さらに、通常農村部から都市部への移住が多く見られますが、タサエンでは日本企業の進出により開発が進んでいるため、タイへの人口流出が見られないことは良いことだと思います。結論としては、一つのコミューンを開発するには良いリーダーが必要であり、他の機関からの支援も必要だということです。

14.10.13 小林知様


 長年調査を続けているコンポントム。2年前から訪問を重ねているポーサットとは全く、というか、かなり異なる変化の歴史をタサエンで確認することができました。地雷という問題とは別に、国境域という日本とのつながりを築くことが比較的易しい特徴も実感しました。次は農業を中心に、一般の家族に聞き取りをしたいと思います。
 自分のもう一つの役割は、カンボジアの人材開発だと思います。村の人とは別に、社会の指導者になるようなカンボジア人学生に、タサエンの将来を考えさせたいと思います。また、カンボジア人学生をつれてお邪魔します。
 今後もよろしくお願い致します。